
こんにちは。
前回は主に作成したDTMデスクの機能を紹介しましたが、
今回は設計、組立、コストについて紹介します。
目次
設計
木材はロシアンバーチが美しく強度、耐水性にも優れている!

最初は木材通販のマルトクショップさんで無垢材や集成材を検討したんですが、
よくみんなが使ってるので、天邪鬼の私としては違うのにしよう!笑
と、調べていたところロシアンバーチ(ロシア白樺耐水合板)と
呼ばれるバーチ合板に出会いました。
なにより木目が美しくて惚れました。
しかも普通の合板より強度や耐水性にも優れているらしいです。
てことで木材はロシアンバーチに決定。
今回、業者さんはテツヤ・ジャパンさんに依頼しました。
というかロシアンバーチ扱ってるのはここくらいしかないみたいです。
テツヤ・ジャパンさんには、
いろいろ相談に乗ってもらって頂きました。感謝!
ちなみにDIY初心者ということもあって、
カット、加工費(面取り、ヤスリ研磨、組立工具埋め込み)、塗装を
依頼しました!
(この時点でこれをDIYと言うな!という強めのツッコミはやめてください汗)
サイズは自分なりに微調整

テツヤ・ジャパンさんに実際オーダーの際に提示した平面設計図です。
完成サイズとして1600mm×818mmです。
同じ番号同士のオスメスで結合するように記載してます。
サイズに関してはJon Sineさんの設計をベースにほんの少し微調整してます。
変更内容は下記のような点です。
変更内容 | 変更理由 | 元設計 | 本設計 |
---|---|---|---|
MIDI鍵盤を置く板(緑色の板)を左右50mm拡張 | 脚との安定性のため | 400mm | 450mm |
木の厚みを変更 | 強度とスライドしやすさの兼ね合い | 18mm | 21mm |
厚みの変更に従い変更(青色の板) | – | 140mm | 131mm |
厚みの変更に従い変更(ピンク色の板) | – | 160mm | 154mm |
厚みの変更に従い変更(黄色の板) | – | 1564mm | 1558mm |
ピンク色の板と青色の板の間隔を変更 | 幅広の鍵盤でも入るようにするため | 100mm | 50mm |
また設計当初に気になってた事が2点ありました。
- 電気昇降式脚との組み合わせによりPCキーボードまでの高さが最低75cmくらいなので一般的なデスクより気持ち少し高め。
- 将来的にディスプレイやスピーカーを置く天板が反ってスライド天板がスライドできないかも。
1に関しては結果的にはさほど問題なかったですが、
もう2cmくらい低く設定してもよかったかもです。
2に関しては2mmほど遊びを持たせてるのと、
ロシアンバーチは反りに強いみたいので信じてます笑
※自作してから夏や冬も越えて3年ほど経過しましたが全く反らないので、
強度は本物のようです!
木材同士の接合方法はドミノコネクターで引っ越し時も楽!



大きなデスクは組み上げたそのままの状態では移動しにくいので、
引っ越しする事も考えて、
フェスツールのドミノコネクターという組立工具にしました。
ドミノコネクターはオスとメスを木の内部に工具を埋め込み、
六角レンチで締めて両パーツを固定できるようです。
そのため、引っ越し時は簡単に分解できるので便利です。
前述記載の平面設計図のようにオスメス合わせて32箇所に埋め込みます。
ドミノコネクターはテツヤ・ジャパンさんのブログでも紹介されてますので、
よかったら。
組立

設計に基づいてカットしてもらった組立前のロシアンバーチです。
これがなかなか持ってみると重い重い!笑
組立は前述のドミノコネクターのオスメス同士を六角レンチで締めて固定するだけなのでスムーズに組立できました!
脚への結合はビス10本のみ!

電気昇降式脚 Flexispot E7とデスクの結合は、
脚のビス穴に従って天板裏から左右10箇所のビス止めするだけです。
ビス止めにはマキタのインパクトドライバー使いました。
初めてちゃんとした電動ドライバー買いましたが、
最近のは小型でもすごいパワーあってビス止めしやすいんですね。マキタ最高。
DIYしたDTMデスク完成!

できました!ええ、感無量の瞬間です。
座りたくなるDTMデスクの完成です。
コスト
トータルで約12万くらいかかってしまいましたが。
まあローコストとは言い難い費用になってしまった感じですね。
ロシアンバーチ自体はそんなに高くはないので、
加工費、塗装費、電気昇降式脚が、高くなった要因かと。
自分で加工と塗装をやればトータル7、8万くらいで収まってたかもです。
でも、ZaorとかPlatformとか買えば余裕で15万オーバーなのでまあ許容範囲でしょう。
長く使うものには投資の精神なので結果オーライです。
ちなみに内訳はこんな感じです。
商品 | 費用 | |
---|---|---|
ロシアンバーチ 21mm | 2.5万 | |
プレカット、加工費(面取り、ヤスリ研磨) | 1.5万 | |
ドミノコネクター加工費 | 1.8万 | |
塗装費(カラー:ホワイトニイロ) | 2万 | |
小計 | 7.8万 | |
電気昇降式脚 Flexispot E7 | 4万 | |
合計 | 11.8万 |
まとめ
さて2回に分けてDIYしたDTMデスクを紹介しました。
なかなかわくわくしましたし、これを機にDIYに興味が湧いてきましたね。
無いものは作りだす精神はとても大事だなーと改めて実感。
今回はいろんな人の知恵や手を借りたライトDIY?でしたが、
次回もう少し深堀したいものです。(自作スピーカーとか?)
もし、DTMデスクをDIYしてみたい人がいたらご参考してくださいな。
それではどうぞわくわくする日まで。