
nacanonです。
少し前にアートな旅行をしてきました。
昔から一度は行ってみたかった豊島です。
豊島(てしま)は瀬戸内海にある香川県小豆島の西にある小さな島で、
人口は1000人未満で大自然 + アートな場所です。
行ってきて、本当に素晴らしい自然とアートに感動したので、
これはみんな行った方がいい!と思い、今回は紹介したくなりました!
豊島美術館

豊島美術館は自然と一体化したような美術館です。
(ほぼ屋外ですね)
小さな受付入り口でチケットを買いました。

屋外をぐるっと自然を味わいながら歩いていくと。。

大きい白いコンクリート建築物が見えてきます。
そして、展示物は内藤礼氏の作品「母型」で、
1つだけという点が何とも硬派すぎます!
残念ながら、内部は撮影禁止のため、豊島美術館公式サイトでどんな感じか見てもらうと、イメージしやすいですね。
天井に大きなホール穴が2つ空いており、人や鳥、風など発する音が建物内で、
響き、美しい音響構造になっていました。
直径2mmの小さな穴が186か所開けられていて、
そこから微量の水が湧き出たり、
床下に落ちたりする仕組みなっているようです。
床表面に出てきた水同士が結合し、
いずれはひとつの水たまりを作る様子はとても美しすぎる!
特に穴に流れ落ちる水音は超静寂な水琴窟のようで最高のアンビエントミュージックでした。
静寂の空間を楽しむことができ、ここでしか味わうことのできないし、
行かないとわからないそういった特別な空間でした。
人生で1度は騙されたと思って、行って欲しい自然と建築のインスタレーションと言ってもいいくらい感動しました!
晴れた日に行ったのですが、雨の日に行ってもまた、音の響きが変わり、
よさそうでした。
作品の作者である現代美術家の内藤礼さんのドキュメンタリー映画も過去にあったようです。
心臓音のアーカイブ

心臓音のアーカイブはクリスチャン・ボルタンスキー氏が、
2008年から心臓音を収集してアーカイブ化することを世界各地で行っているプロジェクトです。
作品「ハートルーム」は誰かの心臓音のビートが流れそれに同期する電球が光るという感じです。
心臓音が爆音で楽しめました(笑う)
これまた、内部は撮影禁止なので、心臓音のアーカイブ公式サイトでご覧ください。
登録料を支払えば、だれでも心臓音を登録することができました。
これまで登録した人の心臓音をギャラリー内のPCで検索して聴くことができます。
で、これが半永久的にアーカイブ化されるのは何とも不思議な感覚ですね。
私ももちろん心臓音を登録してみました。
自分の心臓音なんてじっくり聞いたのは初めてで、意外と、穏やかなビートでした(笑)(BPMで言うと105くらい?)
それでも自分生きてるなーと改めて実感しました。
実は心臓音のアーカイブは行きつけの美容師さんから教えてもらって知りました。
美容師さんの心臓音も聴いてみましたが、暴力的な心臓音でエネルギーに満ちあふれてました(笑)
心臓音って人によっても結構違うんだなと感じました。
あと気のせいかもですが、男性より女性の方が心臓音は穏やかでした。
いやしかし、なんともシンプルですが面白いことを考えたなーと感銘を受けました。
この記事書いてその後、2021年7月14日にボルタンスキー氏がこの世を去られました。素晴らしい作品の数々をありがとうございました。
謹んでお悔やみ申し上げます。

自分の心臓音を録音後、記念にCDにしてくれました!

ジャケットが豊島でオシャレ!

登録番号は「422112」です。
もし心臓音のアーカイブ行かれたら、検索してみて感想ください(笑)

おわりに
行ってみて、自然とアートってとても相性良いと
痛感しました!
いやーそこの人、マジで豊島行った方がいいです!
情報過多の現代にあえて情報が少ない豊島に行く事をオススメしますね。
現代人に失われたものがそこにあります!
おじさんそう感じました(笑)
現代人にはこういう時間が必要なんじゃあ!(壊)
てことでまたワクワクする日まで!