ども。nacanonです。
日本の梅雨がそろそろ始まりましたね。
ジメジメで大嫌いです。
ええ、それは楽器(ピアノ)も同様のようです。
楽器の多くは木材でできているので温度や湿度の影響が、
多いことは既知の事実ですが、日本の気候の振れ幅は世界的に見ても、大きいです。
夏はジメジメ、冬は超乾燥でこれは人間にとっても、不快ですし、
ピアノやギターなどの楽器にとっても木が反ったり、チューニングが狂ったり、不具合の原因になってよくないようです。
ということで、今回はその湿度についての対策や管理について書いてみます。
目次
ピアノに風を直接当てない
これは基本ですが、エアコンや冷暖房器具の風が直接、ピアノに当たってしまうと、乾燥しやすいので厳禁ですね。
換気する際、窓からの風もできるだけ直接当たらない位置にピアノを配置しましょう。
アコースティック楽器を持っている方は夏や冬の湿度について、気を使われてると思いますが、
私自身、ピアノに異変が生じるまで対策や湿度管理はあまりしていませんでした。
その結果、上の画像のようにピアノの響板にひびが入りました(泣)
今のところ音質には影響出てないので、
これ以上ひどくならないよう適正な湿度管理していきたいですね。
温湿度計で湿度を可視化する
そんなわけで、湿度を可視化するためちゃんとした温湿度計を買いました。
タニタ デジタル温湿度計(TT-581)
タニタのデジタル温湿度計(TT-581)はシンプルですが、
優秀でオススメです。
温度と湿度を2週間分記録して24時間表記でグラフ化してくれるので、
温湿度の落差を確認しやすいのでとてもわかりやすいです。
誤差は+-5%といったところでぼちぼちの精度ですね。
あと、バックライトがつかないので視認性は暗いと少しわかりにくい点が微妙ですかね。
A&D 環境温湿度計(AD-5686)
こちらの温湿度計(A&D 環境温湿度計 AD-5686)はそもそも、
楽器管理のためだけでなく、ウイルス対策の目安も含め、買いました。
タニタと同じく基本的には温湿度計ですが、
絶対湿度(表示項目は乾燥指数)が測れるという違いがあります。
絶対湿度は、あまり聞きなれないと思いますが、
縦横高さ1メートルの空間に含まれる水蒸気の重さが何グラムかを示すものです。
水蒸気自体の量がわかるので、単純に乾燥なのか湿潤なのかを指標としやすいかなと思い、タニタ温湿度計と併用してます。
ちなみに私たちが日常で湿度と言ってるのは相対湿度です。
相対湿度は気温により、
変化する空気中の水蒸気量の上限に対しての割合を示すものです。
要は気温が違えば、同じ50%でも含まれる水蒸気の量は異なります。
夏の湿度50%と冬の湿度50%の体感が違いますよね。あれです。
ちなみに説明書によると、空気中に放出されたインフルエンザウィルスの
6時間後の生存率は下記のようです。
(新型コロナウィルスには適応できるか不明ですが)
絶対湿度(g/m3) | インフルエンザ生存率 |
17g/m3 | 生存できない |
11g/m3 | 5%が生存 |
7g/m3 | 20%が生存 |
5g/m3 | 50%が生存 |
季節問わず7~12g/m3ぐらいを指標にしていくとピアノと共に快適に過ごせそうですね。
除湿器、加湿器で湿度を一定にコントロールする
ヤマハさんの公式Q&Aによると、ピアノにとって快適環境は、
「温度は15~25℃、湿度は冬季:35~65%、夏季:40~70%を目安に管理してください」と記載されてます。
しかし、実際には湿度が70度や35度の環境が続くと、
不具合が出てくる可能性があるため、
基準として温度20℃、湿度50%が良いと、いつも来てくれている調律師さんからアドバイス頂きました。
特に5~10月までに多湿で11~4月の乾燥での湿度の落差がピアノにとって良くないようです。
そこで、ピアノにとって安定した管理ができるよう、
湿度設定ができる除湿、加湿器の機種を買いました。
まずは除湿器から紹介します。
除湿器(コロナのCD-H18AK)
この機種の良い点は、パワフルかつ湿度50、55、60、65、70度のいずれかに設定すれば、設定した湿度を保つように自動で除湿してくれます。
なので、極端に湿度が下がるということはない点です。
(たまに気持ちオーバーしますが)
あと雨の日に1時間ぐらいで衣服を乾かせるので一石二鳥です。
イマイチな点は少し図体が大きい点ですね。
これは水を貯めるタンクが大容量なので、仕方がない部分ではあります。
(タンクが小さいと交換が頻繁でとにかく面倒くさい!)
またパワフルな分、音が思ったより、大きめでこの子とは一緒には寝れないですな。
次は今冬のために加湿器(ダイニチ HD-LX1220)のオススメしておきます。
加湿器(ダイニチ HD-LX1220)
この機種の良い点は、こちらもパワフルな点と湿度50、60、70度のいずれかに設定すれば設定した湿度を保つように自動で加湿してくれます。
そのため、湿度が上がりすぎるということはないです。
(ピアノのある部屋ではecoモードのパワーで十分でした)
あと運転音は静かな方だと思いました。(静音モードがあるので一緒に寝れます)
イマイチな点は少し図体が大きい点ですね。
これは水を貯めるタンクが大容量なので除湿器と同じく仕方ないです。(タンクが小さいと交換が頻繁でとにかく面倒くさい!)
あと紹介した2機種ですが、割と大き目ではあるのでお部屋のサイズにも合わせて他機種や他メーカーも検討してみて下さい。
それではまたよろしうです。